中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)
一級建築士が中古住宅の購入前などにホームインスペクション(住宅診断・検査)を行い、建物の劣化状態を診断する

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)とは

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)サービスは、中古住宅を調査して劣化状態を把握することで、購入判断や補修やメンテナンス等が必要な事項を確認する目的で依頼するサービスです。購入予定の物件や長年、居住している自宅、自宅の売却前に利用します。

対象物件

  • 木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造・混構造
  • 3階建て以下、且つ建物面積が500㎡以下
  • 売買契約前、契約後、引渡し前後
  • 埼玉県の全域に対応(埼玉県以外の方へ

築5年未満のご自宅は、住宅の点検・建物調査(居住中の一戸建て)にて対応します。

依頼するメリット

  • 一級建築士が買主の味方になる
  • 専門家になら判断できることがある
  • 建物の劣化の有無を確認して購入判断・補修に活かせる
  • 中古住宅の売買の参考になる

ただし、既存建物におけるホームインスペクション(住宅診断)であるため、目視できる範囲における調査結果です。

ホームインスペクション(住宅診断)の調査内容

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)には簡易診断と標準診断があります。ほとんどの方が標準診断を利用されますが、この標準診断で調査する内容について説明します。

建物外部

建物外部では、基礎・外壁・軒裏・屋根・外構(完成済みの場合)が対象です。ただし、地上もしくはベランダから確認できる範囲であるため、屋根は確認範囲が限定的です(屋根の形状等による)。

建物内部

建物内部では、各スペースの床・壁・天井の目視確認、居室の床・壁の傾斜測定、水周り設備や建具・サッシ等の動作確認などを行います。ガス設備の点検は含まれておりません。

床下

床下では、基礎、床組み(土台・大引きなど)、構造金物、配管、断熱材などの確認を行います。オプション利用なしの場合、点検口から目視できる範囲で、オプション利用ありの場合、点検口から進入して安全に移動できる範囲で調査します。

屋根裏(小屋裏)

屋根裏では、小屋組み(柱・梁など)、構造金物、断熱材、水染み(雨漏りや結露の疑い)などの確認を行います。オプション利用なしの場合、点検口から目視できる範囲で、オプション利用ありの場合、点検口から進入して安全に移動できる範囲で調査します。

  • 確認できる項目・範囲は建物の種別・プラン等によって異なりますが、目視できる範囲が対象となります。
  • ただし、後述するように簡易診断と標準診断で調査内容が異なります。
  • 詳しい調査項目は後述の報告書サンプルで確認できます。

ホームインスペクション(住宅診断)のオプション

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)に付けられるオプションは、床下の詳細調査と屋根裏の詳細調査、耐震診断、中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)です。

床下の詳細調査

床下インスペクション

前述の「ホームインスペクション(住宅診断)の調査内容」に記載したとおりの調査内容ですが、点検口から床下へ進入して安全に移動できる範囲で調査するのが、このオプションです。

床下収納庫が点検口を兼ねていることも多いです。

一級建築士

床下は匍匐前進したり、ときには写真のような道具を使って奥まで進入することもあります。

一級建築士

基礎の内側の構造クラック、構造金物や断熱材の施工不良、シロアリ被害などが見つかることがあります。

屋根裏の詳細調査

屋根裏インスペクション

前述の「ホームインスペクション(住宅診断)の調査内容」に記載したとおりの調査内容ですが、点検口から屋根裏へ進入して安全に移動できる範囲で調査するのが、このオプションです。

備え付けの伸縮式はしごで登ることができる屋根裏収納やロフトは、このオプションなしでも確認致します。

一級建築士

屋根裏では、梁などの上を慎重に歩きながら調査を進めていきます。暗いので懐中電灯を使います。

一級建築士

雨漏りの疑いがある染みや構造金物の緩み、断熱材の施工不良などが見つかることがあります。

耐震診断

木造住宅(型式適合認定を除く)に限り、耐震診断も対応可能です。耐震基準に適合すれば、耐震基準適合証明書を発行可能です。

耐震基準に適合しない住宅も多いです。

中古住宅建物保証(既存住宅かし保険付き)

住宅瑕疵担保責任保険法人の既存住宅かし保険が付いている保証サービスで、建物の建物の基本構造部が保証の対象です。

審査で不適合となり、建物保証を付けられない住宅も多いです。

調査報機材・担当者

ホームインスペクション(住宅診断)の調査で使用する機材、担当者の説明です。

調査機材

調査機材

調査方法は、目視・打診・触診・計測です。目視は診断担当者が見て行う調査、打診は打診棒などで軽く叩いたり転がしたりして行う調査、触診は手や足で触って感じる調査、計測は床や壁などの傾き・歪みの計測や木部の一部で含水率を計測する調査です。

調査器具は、レーザータイプの水平器・水泡タイプの水平器・鏡・打診棒・水分計・脚立・メジャーなどを使用致します。

ホームインスペクション(住宅診断)の担当者

現地でホームインスペクション(住宅診断)を行う担当者は、必ず、一級建築士の資格を持っている者です。一級建築士として、住宅の設計・工事監理、住宅の調査などをしてきた実績を活用して、対象住宅を診断いたします。また、経験に頼るだけではなく、アネスト本部の調査結果の膨大なデータベースを活かして作成された住宅診断マニュアルを活用し、よりよい調査を行うよう努めております。

埼玉県対応のホームインスペクター

野口修

野口修
川越市の一級建築士

中村清一

中村清一
三郷市の一級建築士

石神昭二

石神昭二
東京都の一級建築士

奥村吾郎

奥村吾郎
東京都の一級建築士

小山充男

小山充男
東京都の一級建築士

田辺貴幸

田辺貴幸
東京都の一級建築士

埼玉県のホームインスペクション(住宅診断)や内覧会立会い・同行に対応しているメンバーです。日程等によっては、他のメンバーが担当することもございます。

埼玉県で依頼したお客様からの評判・評価

実際にアネスト埼玉にホームインスペクション(住宅診断)を依頼したお客様からのアンケート結果「お客様の声(アネストの評判)」をご確認ください。

お客様の声の一例

内覧当日では不動産購入自体が不慣れな自分に対して専門家の視点から様々なアドバイスを頂きました。

おかげさまで、初見ではなかなか見つけづらい傷やひび割れなどを発見することができました。


まず、全く初めて経験する内覧会に第三者がいてくれるだけで、安心感があった。また、担当していただいた野口先生におかれては、我々と一緒に、我々の立場でアドバイスをいただきとても感謝している。自分たちだけでは、気付かなかったか、気づいても指摘できなかった指摘を多数することができた。

AプランとBプランの報告書サンプル・料金

中古一戸建て住宅診断(ホームインスペクション)には、調査範囲の異なる2つの診断(AプランとBプラン)があります。以下、各々の内容・料金などです。

調査内容の相違点

調査内容

Aプラン
耐力上主要な部分、雨漏りの防止に関する部分、給排水に関する部分

Bプラン
Aプランの内容 + 目視できる全ての箇所(外構を含む)

利用判断のポイント

Aプラン
売主が売却時の販促用に利用することが多い。買主も瑕疵保険加入だけが目的なら良いが購入判断材料としては不足。

Bプラン
購入後のリフォーム・補修に役立つため、買主に推奨

報告書サンプル

報告書サンプル

写真付きの報告書が付いています。

料金

基本料金

  • Aプラン:50,000円(税込55,000円)
  • Bプラン:65,000円(税込71,500円)

オプション料金

  • 床下の詳細調査:30,000円(税込33,000円)
  • 屋根裏の詳細調査:25,000円(税込27,500円)
  • 耐震診断:20,000円(税込22,000円)
  • 耐震基準適合証明書の発行手数料:20,000円(税込22,000円)
  • 中古住宅建物保証(かし保険付き):検査は無償で含む。保証料は別途

埼玉県の対応エリア・必要書類

埼玉県における対応エリアと必要書類、料金を案内いたします。

対応エリア

埼玉県では以下のとおり、ほぼ全域に対応しております。対応エリアであっても、地域によっては出張料が必要です。

対応可能な市町村

  • 上尾市・朝霞市・伊奈町・入間市・小鹿野町・小川町・桶川市・越生町
  • 春日部市・加須市・神川町・上里町・川口市・川越市・川島町・北本市・行田市・久喜市・熊谷市・鴻巣市・越谷市
  • さいたま市・坂戸市・幸手市・狭山市・志木市・白岡市・杉戸町・草加市
  • 秩父市・鶴ヶ島市・ときがわ町・所沢市・戸田市
  • 長瀞町・滑川町・新座市
  • 蓮田市・鳩山町・羽生市・飯能市・東秩父村・東松山市・日高市・深谷市・富士見市・ふじみ野市・本庄市
  • 松伏町・三郷市・美里町・皆野町・宮代町・三芳町・毛呂山町
  • 八潮市・横瀬町・吉川市・吉見町・寄居町・嵐山町・和光市・蕨市

必要書類

書類A(調査日より前に要送付)

  • 住宅地図(必須:所在地を確認できるもの)
  • 平面図(必須:間取りを確認できるもの)
  • 立面図
  • 耐力壁を確認できる図面(耐震診断を依頼する場合のみ)

書類B(当日までに必要な書類)

  • 確認済証・検査済証・確認台帳記載事項証明のいずれか
  • 建物の登記事項証明書(不動産会社が持っていることが多い)
  • 敷地配置図
  • 地盤調査報告書
  • 地盤改良工事の施工報告書(地盤改良している場合のみ)
  • 確認台帳記載事項証明は役所で入手できることが多いです。
  • 書類Bは無くても現地調査は可能です。

お問合せ~ご利用の流れ

ホームインスペクションのご利用の流れ

以下の流れでお見積りなどのお問合せ、お申込み、ホームインスペクション(住宅診断)の実施などを進めていきます。

お問合せ

  • お問合せフォーム、LINE、電話にてお見積り・予約状況をご確認ください。
  • お見積りのためには、建物面積(延床面積)が必要です。
  • お問合せフォームからご連絡の方でスマホの方はドメイン指定を解除してください。
STEP
1

お申込み(正式にご依頼)

STEP
2

弊社より「受付メール」を送信

  • スマホの方はメールのドメイン指定を解除してください。
  • LINEでも送信可能です。
STEP
3

お客様より弊社へ必要書類を送付

  • 送付方法はメール・LINE・FAXでお願い致します。
  • 平面図(間取り図)は診断日よりも前にご送付ください。
STEP
4

担当者よりお客様へ連絡

  • 当日の待合せ場所・時間の確認を行います。
STEP
5

当日に現地にてホームインスペクション(住宅診断)を実施

  • 現地で調査結果の概要を丁寧に説明致しますので、お客様のお立会いを推奨致します。
  • 指摘事項は現場に立ち会う方にその場でお伝え致します。
  • 調査後、10日以内に代金のお支払いです。
STEP
6

報告書を送付

  • 原則、調査日より5日以内に発送致します。
  • PDFファイルをメールまたはLINEに添付して送信致します。
  • 詳細報告書を選択された方には郵送も致します。
STEP
7

質疑応答

  • ホームインスペクション(住宅診断)の完了後、不明点などはお気軽にご相談ください。
  • 質疑はメール、LINE、電話のいずれも可能です。
STEP
8

アフターサービス

STEP
9

お気軽にお問合せください。0120-346-679受付時間 9:00-19:00(土日祝は18:00迄)

お問合せ お見積りには建物面積が必要です